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こんにちはカフェオレです。
今日は交通誘導2級の資格の有用性やら試験の対策について書いていきたいと思います。
資格の有用性について
国道や高速道路で交通誘導を行う際、必ず1人は資格者を配置しないといけないので警備員として交通誘導の業務をしているなら交通誘導2級の資格があると会社の中で重宝されるようになります。僕が勤めている会社では資格者は日給500円アップ【資格者の必要な規定路線でなくても】寮の家賃が1年無料【今年、現場で活躍できたら1年延長できないか年末に交渉する予定です。】等の特典があります。会社によって特典は様々な感じですが、たまに少しの資格手当でめんどくさい現場ばかり押し付ける会社もあるようなのでそんな会社は早く退職することをお勧めします。
試験にかかる費用
現在警備会社に所属していて会社から申し込んでもらう時は各種講習受講料金33,000円ですが警備会社に所属していない方の試験費用は79,200円とかなり高めになっているので警備業に興味があるなら警備会社に所属してから試験を受ける事をお勧めします。どこの警備会社も人手不足で困っているので心身ともに健康であれば入社できます。
だいたいどこの会社も試験に合格すれば受講料は会社負担、落ちれば自腹というとこが多いようです。
頑張って1発合格目指してください。
筆記試験対策
筆記試験は問題が20問出題されます。合格ラインは90点以上なので2問まで間違えてもOKです。過去の問題集を何回も解いて教本を丸々書き写すぐらいの勢いでいけば間違いないと思います。
20問の出題範囲はだいたいですが4章にわかれていて
第1章 警備業務の基本的事項 2問
第2章 関係法令 4問
第3章 車両等の誘導 8問
第4章 事故発生時における応急処置 6問
といった感じです。学科の講習は合計7時間で出題範囲や対策を先生が丁寧に説明してくれます。
講習の中で先生が話す事は重要な事ばかりです。
現場が忙しくても夜勤明けで講習に参加することがないように内勤の人と話し合ってください。
実技試験対策
実技試験は6種類あり実技も全ての項目で90点以上が合格ラインになります
ここから1つずつ内容と対策を説明していきます。
徒手による後進誘導
後進誘導の流れはトランシーバーで講師から連絡を受け「工事車両誘導の件、了解」と、はっきり答え保安柵を開放して規制内の両側にそれぞれ撤去します。そして出入口の中央に戻り指さして「後方よし。」
と呼称します。その後、工事車両の助手席側まで移動して「後進誘導を行います。」と申告します。
そして後方5メートルの位置に移動して警笛をくわえ後進誘導を始めます。
試験では横向きに歩きながら左右の安全確認しながら「ピピー」と警笛をふきながらの誘導になりますが、実際の現場でこのやり方で後進誘導してる人は少ないと思います。僕が勤めてる警備会社では1人もいません。普段やらない方法なので横向きに歩いても足がもつれたりしないよう横向きに歩く練習をしておきましょう。工事車両が1メートル手前のセフティーコーンで止まるように誘導してください。工事車両の停止はまず車両に体を正対し右腕を垂直に上げ、左右30センチの幅でふり右腕を肩の高さまで降ろし停止の合図が終わるのと同時になるよう警笛を「ピー、ピッ」と3秒間吹きます。右腕を降ろし警笛を外し助手席まで移動し「誘導終了しました。」と報告します。
次は最初に開放した出入口の保安柵を元に戻します。保安柵を戻したら出入口中央を指さして「閉鎖よし。」と呼称します。最後に講師に正対し「終了しました。」と報告します。
他の実技でもそうですが移動する際は駆け足、体の向きを変える際は右向け右、左向け左を確実に行うようにしてください。何点かは解りませんが1つ忘れる度に減点されるそうです。
大旗
大旗の試験では徐行の合図、停止の合図、進行の合図、幅寄せの合図の4種類の動きを旗を持って移動しながら行います。実技の講習で動く順番とカラーコーンの位置を覚えたら空いた時間に近所の広場や公園で練習してください。大旗は普段使ってなくても紅白旗で代用できると思います。カラーコーンも本番と同じように並べてください。僕の場合、会社に余分なカラーコーンがなかったので代わりにペットボトルを並べて練習してました。他の実技試験でも一緒ですが試験官から見てわかりやすいようにおおきな動作をしてください。移動は駆け足、体の方向変える際は右向け右、左向け左、回れ右を確実に行うようお願いします。
二次災害防止要領
この試験はその名の通り、事故で停まっている車両に後続車が突っ込まない様にする試験です。流れとしてまず運転手に声掛け→発煙筒の設置→停止表示板の設置→幅寄せの合図となります。
最初の運転手に声掛けする時の文言は「大丈夫ですか?停止表示板と発煙筒をお持ちですか?二次災害防止のため、私が設置しますので、非常点滅灯をつけてください。発煙筒をとります。」というふうに文言が少し長いのですが逆にいってしまえばこの二次災害防止の試験は文言さえ覚えてしまえば他に難しい動きはないので、まずは文言を覚えるところから始めるといいと思います。
負傷者の搬送要領
負傷者の搬送要領は講習を受ける時の練習の時と本番の時、同じ相方と組む事になります。回復体位をとる時等お互いに緊張しているとやりにくいので、相方が誰かわかったらお互いにリラックスしてやれる様に休み時間等にしっかりコミュニケーションをとる様にするのがいいと思います。
負傷者の搬送要領の流れは負傷者の観察→負傷者の搬送→負傷者に回復体位をとらせて終了となります。最初の観察の際、「大丈夫ですか」と3回声掛けしますがこの時は回数を重ねるごとに声を大きくしてください。その後、負傷者を観察しながら「反応なし」、「呼吸よし」と呼称します。
その後、搬送姿勢をとり「搬送準備よし」と呼称します。そして講師から「搬送よし」の声が掛かったら回復体位をとり、講師と正対して「終了しました」と申告します。
徒手による護身術
護身術の試験は他の実技に比べると簡単だと思います。
まずは正面の構え、右の構え、左の構え、次に後ろさばきを行います。
その次は犯人役と2人1組になりひじ寄せをします。この時、気をつけるのは犯人役に腕を掴まれた後はしっかり5指を地面に向けて開いてください。試験官から見てわかりやすい様にしっかり大きく開いてください。この時に「5指を地面に向けて開く?そんな事してる間にブスッと刺されるんじゃない?」なんて考えが頭の中によぎるかもしれませんが、そういう考えは一旦横においといて試験に合格する事に集中しましょう。ひじ寄せの時はひじを相手の体にしっかりつけるようにするとその後体を回転させやすくなります。
次は片手内回し、片手外回しになります。この時も犯人役に腕を掴まれるところから始まるので5指を地面に向けてしっかり開いてください。この2つの動きは簡単ですが内回しと外回しの動きが似ていてごっちゃになる事があるので注意してください。
最後の動き突き離しは相手のあごに手のひらをあて突放す動きですが実際に当てると危ないので寸止めにできる様にしっかり練習しておきましょう。
警察機関等への連絡要領
警察機関等への連絡要領は想定文の内容を1分間でメモして電話で内容を伝える試験です。
1分間しか時間がないのでタクシーなら「タ」、乗用車なら「ジ」等あらかじめ略語を決めておく事とメモ用紙を見なくても文字を書ける様にする練習をしておくといいと思います。
電話で聞かれる内容は発生時間、場所、事故の内容、被害者の怪我の状況を伝え救急車を要請します。最後に「私は現場付近で交通誘導に従事している○○警備の○○です。」と伝え試験官が「了解しました。」と答えたら連絡要領の試験は合格です。
まとめ
この記事の途中でも書きましたが講習を受ける時は実技でも学科でも集中して講師の説明を聞ける様に夜勤明けで講習に参加したりする事がない様に内勤の人と前もって話し合っておく事をおすすめします。実技は講習を受けて内容を覚えたら本番で緊張していても体が動く様に何度も練習してください。相手が必要な実技は資格をもっている人に練習に付き合ってもらうのがいいと思います。僕は現場の仕事が終わった後や、休みの日に会社に行き、手の空いた内勤の人に頼んで相手役をやってもらってました。学科にかんしては過去問を何度も解いて教本の大事な部分をノートに書き写してください。
みなさんの合格を祈ってます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は試験合格後の証明書の発行の手続きについて書きたいとおもいます。
それではまた✋
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